かめさきこども・アレルギークリニック

亀崎 佐織
日本小児科学会認定小児科専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
〒561-0872
大阪府豊中市寺内2丁目10番8号

電話:06-6865-5300

アレルギー辞典

じんましん

人間の皮膚は、表面は角層と呼ばれるうすい、頑丈な細胞でおおわれ、これが外部の病原体や異物の侵入を防いでいます。その下の皮膚は表皮、さらにその下は真皮という皮膚組織です。 真皮には、肥満細胞という細胞があって、この中にヒスタミンという物質を蓄えています。この細胞に刺激が加わると、ヒスタミンが細胞外へ出て行きます。 このヒスタミンはそのものがかゆみをもたらしますし、毛細血管に働くと血液成分が血管の外に漏れ出して、皮膚にぶつぶつ(膨疹)や赤み(紅斑)をつくります。神経にも作用してかゆみ物質を出します。この状態がじんましんです。

じんましんを起こす原因は必ずしもアレルギーではありません。実はじんましんの原因が証明されるのは30%程度で、あとは不明のものが多いのです。

アレルギーによって起こるものは、食品(アジ、サバ、卵、牛乳、ピーナッツ、ソバなど)によるもので、起こり方や血液検査で診断がつきやすいのですが、薬剤によるものは、状況証拠だけで、証明が難しいのです。 もう一度薬剤を飲んだり注射したりしてじんましんが出れば診断がつくのですが、リスクがあるので、患者さんも医者もあまりやりたがりません。

アレルギーに関係のないものでは、物理じんましんといって、汗や運動、暑さ寒さの温度差、ひっかきや皮膚への圧迫でおこるものがあります。こういった刺激をなるべく避ける工夫も必要です。

いずれも治療は、ヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン剤といわれる薬を服用することです。抗ヒスタミン剤は眠気が一番の副作用でしたが、最近は眠気の少ない薬剤も開発されています。急性のものは比較的短期間によくなるのですが、6週間以上じんましんが続く慢性型は、薬剤も長期服用が必要です。個人差がありますので、主治医に相談してください。

ストレスを避け、規則正しい生活をするというのも大事なことです。

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