ちょっとうれしい科学ニュース

コロナについては憂鬱な話しかないので今回は別のお話をしますね。

コロナ下でも希望が見えて明るくなった話題がいくつかありました。

ひとつは小惑星探索機「はやぶさ2」が、6年50億キロの旅を終えて昨年12月に帰還したこと。ふたつめは最近ですが、駿河湾沖の水深2200mから、体長1.4m、体重25kgの新種の深海魚が見つかり「ヨコヅナイワシ」と命名されたこと。みっつめは、恐竜好きにはうれしい話、「ディノ・ネット恐竜展示館」がオンライン公開されたことです。

私は生物が大好き。ペットとしての動物が好きなのではなく、生物として存在しているいろんな種に興味があります。ミジンコでも面白いよ!だから動物園も水族館も、古代の生物が展示されている博物館も大好き。何時間でも過ごせるし、知らなかったいろんな生物の存在や思いがけない生態を知ると楽しいです。滋賀県に住んでいるのですが、県立琵琶湖博物館という施設があって、琵琶湖に関する地層、古代の歴史、生息する昆虫・魚・水生生物・鳥・植物・動物、それにまつわる人間の生活などに関する展示や知識の提供があって、小学生わくわくの博物館です。環境変化や外来種の台頭などで、絶滅に瀕しているいろんな動植物も多いのですが、それがなぜか、どういうことが理解できれば昔ながらの固有種を守れるかという、これからの世代への問題提起もあります。

恐竜はもともと小さい頃から大好きで、クリニックにもいろんな展示をしています。子どもってだいたい恐竜が好きで、皆さん恐竜の絵のついたシャツを着てきたり、お気に入りのフィギュアをもって来てくれます。ありがとうね、みんな!あんな大きな生物が、地球上に1億6000万年も繁栄していたって、興奮しません??約6600万年前に、鳥類を残して絶滅してしまったのです。それが、いろんな化石からいろんなことがわかってくるんですよ。なんて面白いんでしょうか!

さてコロナ下で博物館に来てくれる恐竜ファンも減ったせいでしょうか、国立科学博物館が、各地の博物館と協力して、「ディノ・ネット恐竜展示館」をオンライン公開しました。(http://dino-net.jp/) ここでは、いろんな恐竜骨格標本を3Dで、あちこちから詳細に観察できる。専門家からの解説もある。博物館をバーチャルで探検することもできます。閲覧無料です。恐竜大好きの方はぜひのぞいてみてください。2月の毎週土曜日には、恐竜の専門家が解説するオンライン講義もあって、これは有料で予約制ですが、科博の真鍋真先生やカムイサウルスを報告した北大の小林快次先生がお話してくれます。これはかなりわくわく。

私は生まれ変わるなら、鳥になりたい、できればフクロウかワシになりたいです。

医療法人 創和会 かめさきこども・アレルギークリニックは豊中市(緑地公園駅近く)にある、小児科・アレルギー科の専門医です。

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