今月の独り言
発熱外来
新型コロナは、変異株への変化もあって、関西で危険な状況です。毎日1000人以上の発症があれば、それはもう入院するベッドもないし、重症化しても受け入れる病院もなく、もう医療崩壊が始まっています。
子どもたちの間でも、4月から新学期で、保育園・幼稚園でいろんな病気が流行し、熱が出る子も増えています。感染性の胃腸炎やRS ウイルスなども多いです。ちゃんと見極めて正しい診断をし、できる検査はして、注意点をお話しし、何日か経過観察、どうなれば再来してもらうかなどを短時間で判断せねばなりません。いつもの病気ならいいのですが、こんなにコロナ感染が多くなり、身近な学校や園で発症者が出ていると、どこで紛れ込んでくるかわかりません。専門家の話を聞きましたが、診察だけでは、ほかの病気とコロナと区別はつかないのです。そこで、万一のことを考え、発熱二日以上続く患者さんは、発熱外来の時間帯を決め、特別室で防護体制をしっかりとったうえで対応することになりました。どうぞご協力ください。医師も看護師も、動きづらいし神経を使うので1時間が限度です。しかし幸いいまのところコロナ感染の患者さんはまだ出ていません。
連休はどこにも移動できず、鬱屈した日々が続きますが、なんとかみんなで乗り越えましょう。