今月の独り言
久しぶりのリアル学会
11月初め、小児アレルギー学会が横浜で開かれ、2年ぶりにリアル学会に行ってきました。学会というのは、新しい研究や珍しい症例の報告、先端の研究者の講演などあって、専門領域の知識獲得に効率がいいのです。同じ領域の仲間医者と話すことで情報交換もできます。この2年間、オンラインでは参加しましたが、やはり現場に行かないと熱が伝わりません。
今回の学会で、先端であり注目を集めたのは、「経皮感作」と「消化管アレルギー」でした。先月のひとりごとにも書きましたが、乳児期の湿疹を早く治すことで、皮膚から始まるアレルギー発症が予防できる、というのはもう世界の定説になっています。これによって乳児期の、IgEを介する食物アレルギーはかなり減ってくると思います。それに代わって増えてきたのが、IgEを介さない消化管アレルギーで、食べて2-4時間後に嘔吐するのです。じんましんや呼吸器症状はなく、成長とともに治っていくのですが、発症機序も含めてわかっていないことが多いので、多くのセッションがあって興味深かったです。
最近の外来。子どもたちの風邪も多いですが、発熱1~3日、鼻水と咳が1週間、元気、というコロナ禍前の風邪と同じで、悪化するものは少なく、ちょっとほっとしてます。
プライベートではまだ「鬼滅の刃」ブーム中。日輪刀型鉛筆&キャップセットを買ってみたら気に入って、診察室のパソコンの前に義勇さんの刀(鉛筆)を飾ってあるのですが、煉獄さんの刀がほしいなあ。がちゃぽんと同じくランダム商品で選べないので、買い続けるか悩むところ。「あ、きめつの刀だあ!」と気がついてくれる患者さんもいます。
そうこうするうちにもう12月今年も最後、早いなあ!