今月の独り言
過ぎゆく2月
寒い2月でしたが、もう終わりかけ。朝から雪の中を駅まで歩き、ホームでも横から降ってくる雪の風に震えた日も何日もありました(近江住まいなんで)。やっと春が来るかなあ。バレンタインデーも冬のオリンピックもスーパーにゃんにゃんの日も終わっちゃいました、あ、鬼滅の刃のアニメ遊郭編も。
2月は新型コロナの感染が子どもたちにも拡大しています。当科でも発熱外来で防備し必要ならコロナの検査をしていますが、1月末から陽性が増え、2月後半は陽性率90%くらいになっています。みんな元気で、風邪と見分けがつきません。熱は1~3日で下がるし、喉が痛いのが時々ありますが、肺炎を疑うような咳や呼吸困難はありません。こんなふうだから学校や園で感染が広がるんですね。でも感染数が増えるともちろん重症者も出てくるし高齢者にも広がるし、医療は逼迫するので大変な状況です。年度末が近いけど、いろんな学校行事や部活や試合なども中止され、受験生も大変で、子どもたちが健やかに生活できるか心配です。子どもたちへのコロナ禍が及ぼす社会心理的影響も小児科領域で問題になっています。
また、アレルギーの生活管理指導表や食物除去の意見書の時期になりました。検査をしなくても書類を書ける患者さんも多いので、親御さんだけでもご相談にいらしてください。食物アレルギーの治療として少しずつ食べていく経口免疫療法をしている患者さんは定期的な検査と指導がいりますが、年長児になって、もう卵は食べない、乳は食べたくない、と決めた場合は、それはそれでありだと思っています。
気候もよくなり、コロナも収まって、明るい春が来てくれることを望んでいます。